匠の技 / Our Process
五つの工程
一本の小径が庭に根づくまでには、土と向き合う長い時間があります。ここでは、私たちが大切にしている5つの工程をご紹介します。
土の選定
すべては土地の土を見極めることから始まります。粒度、粘り、色合いを手のひらで確かめ、その庭の気候と用途に合った粘土だけを選び抜きます。同じ産地の土でも、季節によって表情は変わります。
選び抜いた土に水と自然素材を加え、時間をかけて練り上げます。均一になりすぎないよう、あえて手作業でむらを残すことで、焼き上がりや乾燥後にも自然な表情が生まれます。
練り上げ
石の配置
石は形を整えず、一つひとつの向きと高さを見ながら地面に据えていきます。歩幅や視線の流れを想像しながら並べることで、無意識のうちに歩きやすい道になります。
苔や下草、木材を粘土の縁に沿わせるように配置し、素材同士の境界をあいまいにしていきます。人工物と自然物の境目をなくすことが、庭全体の一体感につながります。
自然素材との融合
仕上げ
最後に表面を整え、水はけと質感を確かめながら数日かけて自然乾燥させます。完成後も季節ごとの点検を続け、道が長く美しい表情を保てるよう見守ります。